キーワードコンソール(Keyword Console)などの検索順位チェックツール(検索順位チェッカー)の違いを比較してご紹介します。
一般的な検索順位チェックツールは、GoogleやBingなどの検索結果画面を自動取得・解析して検索順位を抽出しています。
GoogleサーチコンソールやBingウェブマスターツールと連携するキーワードコンソールは、企業サイトだけでなく、個人ブログにもおすすめです。
検索順位チェックツールの種類
検索順位チェックツールには、大きく分けて3種類あります。
一つは、PCにソフトをインストールして、自分のPCから検索順位を自動取得する「インストール型」です。
もう一つは、Webサービスとして利用でき、ブラウザから検索順位を確認できる「クラウド型」です。
最後に、GoogleやBingのAPIと連携することで、ブラウザから検索順位を確認できる「API型」です。
検索順位チェックツールの比較表
以下は、検索順位チェックツールの種類による比較表です。
このあと、詳しく解説していきますが、キーワードコンソールは「API型」になります。
ただし、クラウドサービスとして提供しているため、クラウド型にも含まれます。
項目 | インストール型 | クラウド型 | API型 |
---|---|---|---|
PC要否 | × PC必要 | ◯ PC不要 | ◯ PC不要 |
対応OS | × Windowsのみ | ◯ Macもスマホも | ◯ Macもスマホも |
リモート閲覧 | × 使い勝手が悪い | ◯ ブラウザ閲覧 | ◯ ブラウザ閲覧 |
費用 | ◯ 安い | × 高い | ◯ ベータ版無料提供中 |
データサンプル数 | × 1回の順位 | × 1回の順位 | ◯ 複数順位の平均 |
計測クエリ | ◯ すべてのクエリ | ◯ すべてのクエリ | × Impressionのあるクエリのみ |
クエリ管理作業 | × 必要 | × 必要 | ◯ 不要 |
取得データの種類 | × 検索順位のみ | × 検索順位のみ | ◯ Click、Impression、CTRも |
カニバリ検出 | × なし | △ 一部あり | ◯ あり |
インデックス状況可視化 | × なし | × なし | ◯ あり |
内部リンク可視化 | × なし | × なし | ◯ あり |
検索エンジン規約 | × 規約違反 | × 規約違反 | ◯ Google審査合格 |
◯ 対応 | ◯ 対応 | ◯ 対応 | |
Bing | △ 一部対応 | △ 一部対応 | △ 7日ごとのデータ |
Yahoo! | △ 一部対応 | △ 一部対応 | × 非対応 |
クリック数(Click)とは、検索エンジンの結果画面でページリンクが「クリック」された回数です。
表示回数(Impression)とは、検索エンジンの結果画面でページリンクが「表示」された回数です。
CTRとは、検索エンジンの結果画面でのクリック率のことで、「Click / Impression」で算出されます。
順位計測用PCが必要かどうか
インストール型はPCを起動しておく必要がある
インストール型の場合、順位計測用のPCが必要になります。
さらに、毎日自動的に計測するには、PCを常時起動しておくか、PCを自動起動させるなどの対策が必要になります。
また、順位計測用PCでデータを確認するのは簡単ですが、リモートで別のPCから確認するには特別な設定が必要です。
リモート閲覧するためには、順位計測用PCをサーバーのように常時起動させておく必要があります。
実は、インストール型のソフトウェアをサーバーにインストールして使用する方法もあります。
この場合、自分で構築作業やバージョンアップ、セキュリティ対策等の保守運用作業を行う必要があります。
経験のあるエンジニアでなければ難しいですし、外注する場合は逆に割高になります。
クラウド型・API型は計測用PC不要でいつでも確認できる
クラウド型やAPI型では、サーバーが検索順位を取得してくれます。
そのため、順位計測用PCは必要ありません。
ブラウザから閲覧できるPCやスマホさえあればいいため、特に準備するものはありません。
そして、いつでもどこでも検索順位をチェックできるようになります。複数人でデータを共有することも容易です。
Macで利用できるかどうか
インストール型はWindows対応のみ
インストール型のソフトウェアは、基本的にWindowsにしか対応していません。
Mac用のPCでWindowsの仮想環境を構築(エミュレート)してインストールすることは可能ですが、かなり使い勝手の悪いものとなります。
Windowsを利用している方であれば問題ありませんが、Mac利用の多いWeb業界などではデータを共有する際に問題になることがあります。
クラウド型・API型はMacやスマホでも利用可能
クラウド型・API型は、ブラウザで閲覧するため、Macでもスマホでもなんでも利用できます。
もちろんiPhoneでもAndroidでも利用できます。
利用環境を気にしなくていいのは、クラウドサービス・Webサービスを利用する大きなメリットです。
リモート閲覧が容易かどうか
インストール型をリモートから閲覧するには特別な設定が必要となり、使い勝手もよいものではありません。
- 計測用PCをサーバーのように常時起動しておく必要がある
- Macやスマホから閲覧できない
- サーバーにインストールする場合は、構築・運用作業が必要となり、外注すると割高
- リモートデスクトップ接続する場合は、スマホでもPC画面になって見づらい
費用はかかりますが、エンジニアの方であれば一度試してみるとわかりやすいです。
費用の違い
インストール型とクラウド型の料金比較
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次に、一番気になるコストの比較です。
基本的に、インストール型はサーバーが不要なため、料金が安い傾向にあります。
その代わり、利用者が順位計測用のPCを準備して、起動しておく必要があります。
逆に、クラウド型はサーバーが必要なため、料金が高い傾向にあります。
その代わり、利用者はブラウザ閲覧用のPCやスマホだけ必要になります。
クラウド型とAPI型の料金比較
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次は、どちらもサーバーを使用するクラウド型とAPI型の比較です。
検索エンジンの検索結果画面をスクレイピングするクラウド型は、サーバーで検索画面データを取り扱う必要があります。
そのため、多くのサーバーリソースを消費します。
また、検索エンジンの仕様変更に対応するためのコストもかかります。
逆に、API型では、APIから直接数値データを取得できますし、APIは仕様変更も少ないです。
そのため、サーバーリソースをあまり使用せず、比較的安価に提供することができます。
スクレイピング(scraping)とは、Webサイト等のデータを機械的に自動取得して、データを抽出・加工して解析・利用する行為です。
インストール型とクラウド型は、ともに検索エンジンの結果画面をスクレイピングすることで順位データを計測しています。
スクレイピング自体は違法ではありませんが、検索エンジンではスパム行為とみなされます。(後述)
1回だけ計測した順位か、複数順位の平均か
インストール型・クラウド型は、1回だけ計測した順位
n=1
インストール型・クラウド型は、検索エンジンの結果画面を都度計測して順位を取得しています。
そのため、サンプル数1回だけ(n=1)のデータに基づく順位データになります。
しかし、検索順位は常に変動しています。
そのため、検索順位チェックツールと実際に検索して確認した順位が異なるということが多くなります。
いくつかの理由が考えられます。
- 検索結果がパーソナライズされている場合
- カニバリしている別のページが表示されている場合
- 掲載順位の変動が大きい場合
- 検索する曜日や時間帯などで変動する場合
- など
特に、最近では検索順位の変動が大きい傾向にあり、実際に検索した順位と異なるケースが増えているようです。
(参考:Algoroo)
API型は、検索エンジンが持つ複数データの平均順位
n>1
API型は、検索エンジンの把握している膨大な順位データの平均順位を取得できます。
そのため、多くのサンプル数から求められる正確な順位データを確認することができます。
GoogleサーチコンソールやBingウェブマスターツールで確認するのはとても大変です。
たとえば、ページごとの検索順位は、複数のクエリ(検索キーワード)の平均順位になります。
たとえば、クエリごとの検索順位は、複数のページ(カニバリゼーション)の平均順位になります。
やろうとしたら、ページやクエリ(検索キーワード)でフィルタして都度確認する必要があります。
キーワードコンソールでは、すべて一覧で検索順位などのデータを確認することができます。
計測できないクエリがあるかどうか
インストール型・クラウド型はインプレッションがなくても計測できる
インストール型やクラウド型は、実際に検索した人がいなくても(=インプレッションがなかったとしても)、検索順位を計測します。
たとえば、自分のサイトが圏外の場合でも、圏外であることを計測します。
たとえば、書いたばかりの記事がインデックスされていなくても、順位がつくまで圏外であることを確認し続けます。
あまり意味がないような気もしますが、すべての記事やクエリを別途管理しているような場合には必要かもしれません。
API型はインプレッションがないと計測できない
API型は、実際に検索した人がいないと(=インプレッションがないと)、検索順位を計測できません。
そもそも検索結果画面が表示されていないため、検索順位が存在しないわけです。
そのため、インプレッション(表示回数)が少ないクエリでは、検索順位等のデータが飛び飛びになる場合があります。
ただし、そもそも検索する人がほとんどいないクエリなので、その順位計測を見直すいいタイミングかもしれません。
クエリ管理が必要かどうか
インストール型・クラウド型はクエリの登録・削除作業が必要
新規記事を書いたら、「想定クエリ(キーワード)」を検索順位チェックツールに登録している人が多いでしょう。
そして、検索順位が圏外などの状態が続けば、登録クエリを削除する必要があります。
これは、多くの検索順位チェックツールがクエリ数に応じた料金体系になっているためです。
クエリ数によって料金が上がるため、登録クエリを削減しないとコストが上がり続けます。
API型はクエリの登録・削除作業が不要
キーワードコンソールなどのAPI型では、「実際に検索されたクエリ(キーワード)」の検索順位を自動的に取得します。
そのため、自分で想定クエリを登録したり、圏外のクエリを削除したりする作業が必要ありません。
料金についても、クエリ数の上限はありますが、クエリ数に応じた費用はかかりません。
また、サーチコンソールのクエリを検索順位チェックツールに登録していた人は、その作業も不要となります。
クリック数・インプレッション・CTRも取得できるかどうか
インストール型・クラウド型は検索順位のみ
Position
インストール型・クラウド型は、検索順位(Position)のみ計測できます。
どの程度表示されたか(Impression)やどの程度クリックされたか(Click)、そしてCTRもわかりません。
API型はクリック数・インプレッション・CTRも
Position, Click, Impression, CTR
API型では、検索順位(Position)だけでなく、検索結果画面(SERPs)のクリック数(Click)や表示回数(Impression)、そしてCTRもわかります。
これは、APIを通して、GoogleやBingの持つデータを取得できるからです。
SERPs(サープス)とは、「Search Engine Result Pages」の略で、検索エンジンの検索結果ページのことです。
毎日のようにさまざまな検索順位や表示方法がABテストされているため、n=1ではない多くのサンプル数で検証することが重要になります。
カニバリゼーションを検出できるかどうか
インストール型・クラウド型は一部だけカニバリを検知可能
インストール型やクラウド型の場合、一つのクエリ(検索キーワード)で複数ページの検索順位を取得できるツールはないようです。
クラウド型の一部サービスでは、一つのクエリで複数ページがランキングされていることがわかるカニバリ検知機能がありますが、それぞれのページの検索順位をすべて計測はできません。
そもそも、インストール型やクラウド型はサンプルデータ数が1回(n=1)であるため、カニバリゼーションが起こっていることに気づかないケースも多くあります。
API型は多くのカニバリを検知可能
API型であるキーワードコンソールでは、多くのカニバリゼーションを検出できます。
同じ日に同一クエリで複数ページがランキングしているケースでも検知可能です。
サンプルデータ数も多い(n>1)ため、カニバリゼーションに気づくケースが多くなります。
一般的なサイトでは、10〜30%程度のクエリでカニバリゼーションが検出されます。
ページ数の多くなるデータベース型サイトなどの場合、50%以上のクエリでカニバリゼーションを起こしているケースもあります。
カニバリゼーションのあまりの多さに、最初は驚く人もいるでしょう。
SEO対策におけるカニバリゼーション(cannibalization)とは、同じクエリ(検索キーワード)に複数ページがランキングされていて、自サイト内で競合している状態です。
カニバリと略して使用されることが多いです。
クリック数が分散してCTRが低くなることなどで、検索エンジンによる評価が分散してしまいます。
そのため、カニバリゼーションを減らすことがSEO対策としてとても有効です。
インデックス状況を可視化できるかどうか
ページはインデックスされないと検索エンジンに表示されない
検索エンジンの仕組みを簡単に表すと、以下のような流れになります。
クロール → インデックス → ランキング
クロール(crawl)とは、検索エンジンのロボット(クローラー)がページを発見し、ページデータを解析することです。
インデックス(index)とは、クロールされたページが検索エンジンのデータベースに登録されることです。
ランキング(ranking)とは、インデックスされたページをクエリごとに順位づけして検索結果画面に表示することです。
ランキングを上げる前に、インデックスされていないといけません。
インデックスされる前に、クロールされていないといけません。
AIの進歩によって、Webコンテンツの量は肥大化しています。
その膨大な量のWebコンテンツを、検索エンジンがすべてクロール・インデックスするのはどんどん難しくなっています。
検索エンジンはコストを削減するためにも、ドメイン評価などによってクロール・インデックスする対象ページを減らそうとしています。
そのため、自分のサイトのインデックス状況・クロール状況を把握することは今後ますます重要になります。
また、ページ数の多いデータベース型サイトなどの場合は、検索エンジンのクロールやインデックスをコントロールすることがとても重要です。
インデックス状況、クロール状況がわかるのはAPI型だけ
一般的な検索順位チェックツールは、検索順位(ランキング)をチェックすることしかできません。
GoogleやBingの検索結果画面を解析しているだけだからです。
キーワードコンソールのようなAPI型であれば、以下のような情報がわかります。(Googleのみ)
- インデックスされているかどうか
- robots.txtでクロールが許可されているか
- metaタグでインデックスが許可されているか
- 正常にページを取得できたか
- 指定したcanonicalとGoogleが判断したcanonicalが同じか
- XMLサイトマップに掲載されているか
- 前回のクロール日時
- リッチリザルト
- など
GoogleサーチコンソールやBingウェブマスターツールでもインデックス状況とクロール状況を確認することは可能です。
しかし、詳細情報を確認するには、ページごとにURL検査する必要があります。
処理に時間がかかるため、なかなか大変な作業になります。
キーワードコンソールでは、自動的にURL検査を行うことで、すべて一覧でインデックス状況やクロール状況を確認することができます。(Googleのみ)
内部リンクの可視化ができるかどうか
検索エンジンはリンクからページを発見している
GoogleやBingなどのロボット(クローラー)は、別のページからのリンクによって新たなページを発見しています。
それを繰り返すことで、膨大な量のWebページを発見していきます。
そのため、リンクの集まったページはクロールされやすくなります。
検索エンジンにページを知らせる方法として、XMLサイトマップやfeed(rss)などもあります。
キーワードコンソールでは、XMLサイトマップを自動的に解析してインデックス状況やクロール状況を一覧で表示しています。
検索エンジンはリンクによってページを評価している
検索エンジンはリンクによってページ評価の重みづけをしています。
外部サイトからの被リンク(バックリンク)も重要ですが、内部リンクも重要です。
内部リンクを集めることで、重要なページを検索エンジンに知らせることができます。
重要なページに内部リンクを集めると、きれいな花が咲いたようなマップになります。
キーワードコンソールでは、さまざまな形式で内部リンクを可視化することができます。
- フラワー
- アニメーション
- サークル
- マルチサークル
- グリッド
検索エンジンのロボット(クローラー)は、重要そうなリンクをたどっていきます。
つまり、実際にクローラーがたどったリンクは重要なリンクということになります。
キーワードコンソールでは、検索エンジンが認識しているリンクデータを元に内部リンクを可視化しています。
検索エンジンの規約に違反しているかどうか
Googleのスパムポリシー等に違反する場合
実は、Googleなどの検索エンジンでは、検索順位チェック等を目的としたスクレイピングを禁止しています。
以下は、Googleのスパムポリシーからの引用です。(下線は著者)
機械生成トラフィック
機械生成トラフィックは、リソースを消費し、ユーザーに最適なサービスを提供する妨げとなります。 自動生成トラフィックの例としては、次のようなものが挙げられます。
- Google への自動生成クエリの送信
- ランキングの確認を目的としたスクレイピングや、明示的な許可なく Google 検索に自動アクセスするその他の行為
このような行為は、Google のスパムに関するポリシーおよび Google 利用規約に対する違反となります。
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー
スクレイピング自体は違法ではありませんが、検索エンジンではスパム行為とみなされます。
その結果、検索結果画面での掲載順位が下がったり、まったく表示されなくなったりする恐れがあります。
わかりやすく表現すると、「法的にはやってもいいけど、SEO的にはやらないほうがいい」ということです。
多少は許されるとしても、毎日同じクエリをチェックするような過度な利用は避けたいものです。
まず、検索ボリュームが実際よりも増えることが挙げられます。
それによって、たとえばサジェストキーワードや関連キーワードなどが変化する恐れがあります。
他にも理由は考えられますが、複数の理由から同じクエリを何度も検索する検索順位チェックはスパムに該当するものと思われます。
自分のPCからスクレイピングする危険性
GoogleやBingなどの検索エンジンは、IPアドレス等によって誰がアクセスしたのかを把握しています。
たとえば、自分のPC(同じネットワーク)からインストール型の検索順位チェックツールを動かしているとします。
さらに、同じPC(同じネットワーク)からGoogleサーチコンソールやBingウェブマスターツールなどにアクセスしていると、サイト所有者が過度なアクセスを行っていることが簡単にわかってしまいます。
また、GoogleサーチコンソールやBingウェブマスターツールなどにアクセスしていなくても、過度なアクセスからサイト所有者を特定する方法はいろいろと考えられます。
自分のPC(同じネットワーク)から検索順位をチェックしていないクラウド型の場合でも、クエリ(検索キーワード)等からサイト所有者を特定される恐れがあります。
キーワードコンソールはGoogle API利用の審査に合格
キーワードコンソール(Keyword Console)は、Google Search Console APIやBing Webmaster Tools APIを利用した検索順位チェックツールです。
GoogleやBingの検索結果画面(SERPs)にアクセスしていないため、検索エンジンにスパム行為を疑われる恐れがありません。
また、Google Search Console APIの第三者提供には審査があり、キーワードコンソールはサービス内容やプライバシーポリシー等の内容がGoogleによる審査に合格しています。
そのため、スパムポリシー等に違反することなくSEOに役立つ多くの情報を提供することができます。
どの検索エンジンに対応しているか
検索エンジンの国内シェア
日本では、主にGoogle、Bing、Yahoo!の3つの検索エンジンが利用されており、市場シェアは以下のとおりです。
- Google: 約8割
- Bing: 約1割
- Yahoo!: 約1割
(出典:StatCounter)
その高い市場シェアから、Googleを前提としたSEO対策が主流となっています。
そのため、Google以外のBingやYahoo!の検索順位を取得できないツールもあります。
しかし、サイトによってはBing等からの検索流入が多いケースもあり、Google以外の検索順位も取得できたほうがよいです。
キーワードコンソールがYahoo!に対応していない理由
Yahoo! = Google
キーワードコンソールは、GoogleとBingに対応していますが、Yahoo!には対応していません。
実は、これには理由があります。
それは、Yahoo!は裏でGoogleと同じ検索エンジンを利用しているからです。
そのため、Yahoo!のSEO対策はGoogleと同じになるため、Yahoo!の順位を計測する意味はほぼありません。
Bingウェブマスターツールは7日ごとのデータしか持っていない
キーワードコンソールは、Bingウェブマスターツールと連携することで、検索順位等のデータを取得・表示しています。
しかし、Bingのデータは7日ごとのデータしか取得できません。
これは、APIに限った話ではありません。
Bingウェブマスターツールの画面でも当日や昨日などのデータを表示できず、最低7日間以上の期間しか表示できなくなっています。
その代わり、クリック数やインプレッション(表示回数)、CTRなどの詳細なデータを取得することができます。
なお、Googleについては、検索順位等のデータを1日ごとに取得することができます。